年賀状を来年から出さないと決めたものの、どのように相手に伝えればよいか悩んでいませんか？
年賀状じまいは、長年の習慣を終える大切な節目です。
相手の気持ちを考えながら、丁寧に伝えることが重要です。
この記事では、様々な状況に応じた年賀状じまいの文例をご紹介します。
目次
来年から年賀状を出さない際の基本的な文例構成
- 年賀状じまいの基本的な構成要素
- 20-30代向けの年賀状じまいの文例
- 40-50代向けの年賀状じまいの文例
- 60代以上向けの年賀状じまいの文例
年賀状じまいの基本的な構成要素
年賀状じまいの文面には、基本的に3つの要素を含めることが大切です。
まず、新年の挨拶から始めましょう。
「明けましておめでとうございます」など、通常の年賀状と同じように新年を祝う言葉を添えます。
次に、これまでの年賀状のやりとりへの感謝の気持ちを表現します。
長年続けてきた習慣を終えるので、相手への感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
そして、年賀状じまいの理由を簡潔に説明します。
高齢、生活様式の変化、環境への配慮など、状況に応じた理由を述べます。
最後に、今後の付き合い方や代替案を提案します。
年賀状をやめても関係性を続けたい意思を示すことが大切です。
これらの要素を盛り込むことで、相手に配慮した丁寧な年賀状じまいの文面になります。
20-30代向けの年賀状じまいの文例
新年あけましておめでとうございます
昨年中は大変お世話になりました
さて 私事ではございますが 昨今のデジタル化の流れに伴い 年始のご挨拶をオンラインで行うことにいたしました
つきましては 誠に勝手ながら 今年を最後に年賀状の送付を控えさせていただきます
長年にわたるお付き合い 心より感謝申し上げます
今後はメールやSNSを通じて近況報告させていただければ幸いです
引き続き どうぞよろしくお願いいたします
この文例では、デジタル化を理由に挙げつつ、今後も関係性を継続したい意思を示しています。
相手との親密度に応じて、より砕けた表現を選ぶのもよいでしょう。
40-50代向けの年賀状じまいの文例
謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り 厚く御礼申し上げます
さて 近年の環境問題への意識の高まりを受け 私どもも紙資源の節約に取り組むことにいたしました
つきましては 誠に勝手ながら 来年からは年賀状の送付を控えさせていただきます
長きにわたるお付き合い 心より感謝申し上げます
今後は電話やメールにてご連絡させていただければ幸いです
変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
この文例では、環境への配慮を理由に挙げつつ、今後の連絡手段として電話やメールを提案しています。
個々の事情に合わせて理由を調整するとよいでしょう。
60代以上向けの年賀状じまいの文例
謹んで初春のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り 誠にありがとうございました
さて 年を重ねるにつれ 年末年始の慌ただしさに体力の衰えを感じるようになりました
つきましては 誠に勝手ながら 今年を最後に年賀状の送付を控えさせていただきたく存じます
長年にわたり温かいお付き合いをいただき 心より感謝申し上げます
今後は お正月にお電話でご挨拶させていただければ幸いです
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
この文例では、体力の衰えを理由に挙げつつ、今後の挨拶方法として電話を提案しています。
相手の年齢や関係性に応じて、より丁寧な表現を選ぶとよいでしょう。
来年から年賀状を出さない際の状況別文例と注意点
- 退職や転職を理由にした年賀状じまいの文例
- ビジネス向けの年賀状じまいの文例
- 寒中見舞いでの年賀状じまいの文例
- メールやSNSでの年賀状じまいの文例
- 年賀状じまいの注意点とアドバイス
退職や転職を理由にした年賀状じまいの文例
謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます
さて このたび一身上の都合により 長年勤めた会社を退職し 新たな人生の章を歩み始めることとなりました
これを機に 誠に勝手ながら 来年からの年賀状送付は控えさせていただきます
長きにわたるお引き立て 心より感謝申し上げます
今後は異なる立場となりますが これまでのご厚誼を忘れず 精進してまいります
変わらぬお付き合いを賜りますよう 心よりお願い申し上げます
この文例では、退職を理由に挙げつつ、今後も関係性を継続したい意思を示しています。
退職や転職の状況に応じて、文面を調整するとよいでしょう。
引っ越しを理由にした年賀状じまいの文例
新年明けましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になり ありがとうございました
さて この度 家族の事情により遠方へ引っ越すこととなりました
新たな環境での生活を始めるにあたり 誠に勝手ながら 来年からの年賀状送付は控えさせていただきたく存じます
長年にわたる温かいお付き合い 心より感謝申し上げます
距離は離れますが 今後はSNSやビデオ通話などを活用し つながりを保ちたいと考えております
引き続き どうぞよろしくお願い申し上げます
この文例では、遠方への引っ越しを理由に挙げつつ、今後の連絡手段としてSNSやビデオ通話を提案しています。
引っ越しの理由や新しい環境に応じて、文面を調整するとよいでしょう。
ビジネス向けの年賀状じまいの文例
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを賜り 誠にありがとうございました
さて このたび弊社では 業務効率化とペーパーレス推進の一環として 来年度より年賀状によるご挨拶を電子メールに移行することとなりました
つきましては 誠に勝手ながら 今年を最後に紙面での年賀状送付を控えさせていただきます
長年にわたるお取引 心より感謝申し上げます
今後は年始にメールにてご挨拶させていただきますので 何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます
本年も変わらぬお引き立てを賜りますよう よろしくお願い申し上げます
この文例では、業務効率化とペーパーレス推進を理由に挙げつつ、今後の挨拶方法として電子メールを提案しています。
取引先との関係性や会社の状況に応じて、文面を調整するとよいでしょう。
寒中見舞いでの年賀状じまいの文例
寒中お見舞い申し上げます
日頃より格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます
さて この度 生活様式の見直しに伴い 誠に勝手ながら 来年からは年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました
長年にわたり、温かいお付き合いをいただき 心より感謝申し上げます
今後は お正月にお電話やメールにてご挨拶させていただければ幸いです
変わらぬご厚誼を賜りますよう 心よりお願い申し上げます
寒さ厳しき折 くれぐれもご自愛くださいませ
この文例では、寒中見舞いの挨拶に続けて年賀状じまいを伝えています。
寒中見舞いは1月7日から2月4日までに届くように送るのが一般的です。
相手の状況や関係性に応じて、文面を調整するとよいでしょう。
メールやSNSでの年賀状じまいの文例
明けましておめでとうございます
いつも大変お世話になっております
さて コミュニケーション手段の多様化に伴い 私も時代に合わせて変化していこうと思います
そこで 来年からは年賀状の代わりに このようなオンラインでのご挨拶に切り替えさせていただきたいと思います
長年 温かい年賀状をいただき 本当にありがとうございました
今後はSNSやメールを通じて より頻繁に近況報告やメッセージのやり取りができればうれしいです
これからもどうぞよろしくお願いします
この文例では、コミュニケーション手段の変化を理由に挙げつつ、今後のより密な交流を提案しています。
相手との関係性や使用するプラットフォームに応じて、文面をカジュアルにするなど、適切に調整するとよいでしょう。
年賀状じまいの注意点とアドバイス
年賀状じまいを行う際は、いくつかの注意点があります。
まず、相手の気持ちを考え、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
突然の通知は相手を驚かせる可能性があるため、できるだけ早めに伝えることが大切です。
また、年賀状じまいは関係性を終わらせるものではないことを明確に伝え、代替の連絡手段を提案しましょう。
文面を作成する際は、感謝の気持ちを忘れずに伝え、今後も変わらぬ付き合いを希望する旨を添えると良いでしょう。
年賀状じまいの理由は、相手を不快にさせない配慮が必要です。
個人的な理由や社会情勢の変化など、状況に応じて適切な理由を選びましょう。
最後に、年賀状じまいを行った後も、提案した代替手段で実際に連絡を取り合うよう心がけましょう。
これにより、大切な人間関係を維持することができます。
「来年から年賀状を出さない文例集：年代別・状況別の丁寧な断り方」についての総括
記事のポイントをまとめます。
- 年賀状じまいの基本は、挨拶、感謝、理由説明、今後の提案
- 年代や状況に応じた適切な文例を選ぶことが大切
- 20-30代はデジタル化、40-50代は環境配慮がよい理由に
- 60代以上は体力の衰えや生活の変化を理由にするのが自然
- 退職や引っ越しなど、人生の節目も年賀状じまいの好機
- ビジネス向けは会社の方針や業務効率化を理由に挙げる
- 寒中見舞いでの年賀状じまいも選択肢の一つ
- メールやSNSなど、代替の連絡手段を提案することが重要
- 相手の立場や感情に配慮した丁寧な文面を心がける
- 年賀状じまい後も関係性を大切にする姿勢を示す
本記事では、来年から年賀状を出さない際の文例を、年代別・状況別に紹介しました。
年賀状じまいは、長年の習慣を終える大切な節目です。
相手の気持ちを考えながら、丁寧に伝えることが重要です。
自分の状況に合った文例を参考に、心のこもった年賀状じまいを実践してください。
また、年賀状じまい後も、提案した代替手段で連絡を取り合い、大切な人間関係を維持することを忘れないでください。
時代の変化に合わせてコミュニケーション方法を変えることで、より豊かな人間関係を築いていくことができるでしょう。