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【歴史の闇】クリスマスの本当の意味が怖い!異教との関係性が明らかに

2024年11月2日

クリスマス

毎年楽しみにしているクリスマス。

でも、その本当の意味を知っていますか?

実は、私たちが知っているクリスマスには、一般的には語られることのない、別の歴史的側面が存在するのです。

今回は、従来の歴史研究や文化研究とは異なる視点から、クリスマスの起源と意味について探っていきましょう。

これから紹介する内容は、クリスマスについて考えるための新たな観点となるかもしれません。

記事のポイント

  • クリスマスの起源は古代バビロンにまで遡る異教の祭りだった
  • 12月25日は太陽神の誕生日として世界中で崇拝されていた日
  • クリスマスツリーには古代からの悪魔崇拝の意味が込められている
  • サンタクロースの原型は北欧の神オーディンだった

クリスマスの本当の意味を知ると怖い?隠された異教の歴史

  • 12月25日に隠された太陽神崇拝の真実
  • キリスト教会への異教文化の侵入過程
  • クリスマスツリーに込められた異教の象徴
  • 誤った解釈で伝えられてきたキリストの誕生

12月25日に隠された太陽神崇拝の真実

ギリシア神話の太陽神ヘリオス(紀元前4世紀)
(original file by Gryffindor, Public domain, via Wikimedia Commons)

クリスマスは実はキリストの誕生とは全く関係がないという事実をご存知でしょうか。

12月25日という日付は、古代バビロンの時代から続く太陽神の誕生日として崇拝されてきました。

この日は冬至の期間中にあたり、一年で最も夜が長く、昼が短い時期です。

古代の異教徒たちは、この時期を太陽が夜との戦いに勝利する象徴的な日として特別視してきました。

興味深いことに、世界中の様々な文明で、同じ12月25日に神が生まれたとする伝説が残されています。

エジプトの神ホルス、ギリシャの神ヘリオス、ギリシャ・ローマの神アポロ、そしてヒンドゥー教の神ミトラまでもが、全て12月25日生まれとされているのです。

これは単なる偶然ではないのかもしれません。

このような視点は、クリスマスの起源について新たな考察のきっかけとなります。

キリスト教会への異教文化の侵入過程

サトゥルナリア (アントワーヌ・カレ )
(Themadchopper, Antoine-François Callet, CC0, via Wikimedia Commons)

紀元325年頃、ローマ帝国ではキリスト教と異教の文化が大きく混ざり合う出来事が起こりました。

当時のローマ皇帝コンスタンティヌスは、より多くの異教徒たちをキリスト教に改宗させるという計画を持っていました。

その頃のローマでは、12月にサートゥルナーリア祭という大規模な異教の祭りが行われており、人々は贈り物を交換し、歌を歌い、大規模な宴を開いていました。

コンスタンティヌスは、この人気のある異教の祭りを完全に禁止するのではなく、むしろキリスト教の祝祭として取り込む戦略を取ったのです。

彼は異教徒たちに対して「サートゥルナーリア祭を続けてよい。ただしそれをクリスマスと呼び、キリスト教の祝祭として祝うように」と提案しました。

この政策により、多くの異教徒たちは抵抗なくキリスト教を受け入れることになったのです。

この歴史的経緯は、クリスマスの成り立ちについて、新たな視点を与えてくれる出来事と言えるでしょう。

クリスマスツリーに込められた異教の象徴

バベルの塔 (ブリューゲル)
左下には、作業中の石工たちに指示を出すニムロデの姿が描かれている。
(Pieter Brueghel the Elder, Public domain, via Wikimedia Commons)

クリスマスツリーに込められた意味は、装飾を超え、古代から続く異教的な象徴とキリスト教の教えが交わる複雑な歴史の中にあります。

その起源の一部には、聖書や伝承で語られるニムロデの存在が関係しています。

ニムロデは『創世記』に登場する「力強い狩人」であり、神の意志に逆らってバベルの塔を築こうとした反逆者として知られています。

彼は神への従順を拒み、人々を自らの影響下に置くことで異教的な信仰を広め、死後も神格化されて「太陽神」や「再生」の象徴とされました。

彼の妻セミラミスが、亡き夫を神として祀り、息子タムズを再生したニムロデとして崇めたことから、ニムロデは生命の再生を象徴する存在と見なされるようになったのです。

こうした異教的な信仰や再生の概念が、後のクリスマスツリーに影響を与えたと考えられています。

冬至に常緑樹を飾る風習は、ニムロデが象徴する「再生」と「生命力」を称える異教の儀式から発展しました。

常緑樹は寒冷な冬にも枯れず緑を保つことから、生命力や不死を象徴し、古代の人々にとって特別な存在でした。

キリスト教が広がる過程で、異教の象徴であった常緑樹は、キリスト降誕を祝うクリスマスツリーとして取り入れられましたが、その裏には古代の再生と生命力の象徴が秘められているのです。

このため、クリスマスツリーは単なる装飾ではなく、ニムロデや古代異教的な再生の概念が潜む、異教とキリスト教が交錯する象徴と考えられています。

誤った解釈で伝えられてきたキリストの誕生

羊飼いの礼拝 (ジョルジョーネ)
(Giorgione, Public domain, via Wikimedia Commons)
聖母マリアとその夫ヨセフがベツレヘムに向かい、宿が見つからない中、馬小屋でイエスが誕生する場面を描いている。天使からキリストの誕生を告げられた羊飼いたちは、喜びに満ちた心で礼拝に訪れ、神聖な瞬間を見守っている。

キリストが12月25日に生まれたという通説には、歴史的・地理的に重大な矛盾が存在します。

聖書の記述によると、キリストが生まれた夜、羊飼いたちは野原で羊の群れを見守っていたとされています。

しかし、パレスチナの気候では、10月末以降になると夜間の気温が大幅に下がるため、羊飼いたちが夜通し野外で羊の群れを見守ることは一般的ではありませんでした。

また、キリスト誕生の時期、聖母マリアと夫ヨセフは住民登録のためにベツレヘムまで移動しなければならず、他の多くの人々も同様に自分たちの町まで移動を強いられていました。

特に注目すべきは、この時マリアは臨月に近い身重の状態だったとされています。

車もヒーターもない時代に、ローマ帝国が寒さの厳しい真冬に、妊婦を含む多くの人々に長距離移動を命じることは非常に非現実的だったと考えられます。

これらの地理的・気候的な観点は、キリストの誕生が暖かい季節だった可能性を強く物語っており、従来の通説に対して新たな問いを投げかけるものとなっています。

クリスマスの本当の意味が怖いと感じるサンタの正体

  • 北欧神話の神オーディンとの関係性
  • エルフたちの不気味な起源
  • サンタの「ホーホーホー」の意味
  • 現代のサンタクロースへの変遷
  • 明らかになったクリスマスとサンタの異教的ルーツ

北欧神話の神オーディンとの関係性

オーディン (ゲオルク・フォン・ローゼン)
北欧神話の最高神で、知恵と戦い、死の神として知られている。片目を失って知識を得た賢者であり、二羽のカラス「フギン」と「ムニン」を使い、人間界を見守る。
(Georg von Rosen, Public domain, via Wikimedia Commons)

現代のサンタクロースのイメージの多くは、実は北欧神話の神オーディンに由来しています。

オーディンは知恵と魔術、神秘的な知識の神として崇拝され、長い白髪と白いひげを持つ老人として描かれていました。

彼は8本足の白馬に乗って世界中を旅したとされ、この8本足の白馬が、現代のサンタクロースの8頭のトナカイの原型となっています。

赤鼻のトナカイであるルドルフは後世の創作であり、元々は8頭だけでした。

オーディンは槍または司教杖を持ち、空や家々の屋根の上を飛び、人々に贈り物を配っていたとされています。

また、彼には暗い手下たちが付き従っており、彼らが悪い子どもたちを懲らしめる役割を担っていました。

この特徴は、現代のサンタクロースの「良い子にはプレゼントを、悪い子には石炭を」という伝説に驚くほど似ています。

1500年代のオランダでは、このオーディンがシンタクラース(聖ニコラウス)として知られるようになり、白いひげと白い服に赤いマントを着て、司教杖を持ち、白馬に乗って空や家々の屋根の上を飛び、クランプスと呼ばれる黒い手下たちを従えながら、もみの木の下に贈り物を置いていく存在として描かれていました。

このような類似点から、サンタクロースの起源について、新たな観点で考えることができるかもしれません。

エルフたちの不気味な起源

「クランプスからのご挨拶!」と書かれた 1900 年代のグリーティング カード。
(Historie čertů KrampusUploaded by Kohelet, Public domain, via Wikimedia Commons)

現代では愛らしい存在として描かれるサンタのエルフたちですが、その起源は非常に暗いものでした。

古くは「クランプス」と呼ばれる暗黒の手下たちで、人間と山羊を組み合わせたような不気味な姿をしていました。

特にドイツ、オーストリア、ハンガリー、イタリアなどのヨーロッパ諸国では、今でもクランプスの伝統が残っており、クリスマスの時期に恐ろしい仮装行列が行われています。

クランプスたちは首から鈴を下げており、この鈴の音が現代の「ジングルベル」の起源となったという説もあります。

彼らの役割は、良い子には贈り物を配るサンタを手伝う一方で、悪い子どもたちを見つけ出して懲らしめることでした。

この恐ろしい伝統は、時代とともに現代の愛らしいエルフたちへと姿を変えていったのです。

この歴史的背景は、現代の愛らしいエルフたちのイメージとは全く異なる、もう一つの側面を見せてくれます。

サンタの「ホーホーホー」の意味

ロビン・グッドフェロー (ヘンリー・フュースリー)
(Henry Fuseli, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

サンタクロースの特徴的な笑い声「ホーホーホー」には、実は意外な起源がありました。

この笑い声は、中世の演劇に登場する「ロビン・グッドフェロー」というキャラクターのトレードマークでした。

ロビン・グッドフェローは民間伝承に登場する妖精をモチーフとしており、1600年代の演劇では悪魔的な存在として描かれ、舞台で頻繁に上演されていました。

当時の演劇は現代の映画やテレビのような重要な娯楽で、この悪魔役が舞台に現れる際には必ず「ホーホーホー」という不気味な笑い声を上げていたのです。

このように悪魔と結びついた存在の笑い声が、なぜ今日のサンタクロースに受け継がれているのでしょうか。

中世の人々は悪魔を「オールド・ニック(Old Nick)」と呼んでいました。

この「Nick」という言葉は、サンタクロースのモデルとされる聖ニコラウス(Saint Nicholas)に由来する言葉なのです。

悪魔的な存在の象徴だった「ホーホーホー」という笑い声と、悪魔の別名として使われていた「Nick」という言葉の両方が、現代のサンタクロースの特徴として残されているのです。

現代のサンタクロースへの変遷

1294年にリプノ教会のために描かれた聖ニコラウスの大きなイコン
(Aleksa Petrov, Public domain, via Wikimedia Commons)

北欧神話の神オーディンが1500年代にオランダでシンタクラースとなり、1700年、あるオランダ人が北米に移住し、このシンタクラースを持ち込みました。

「シンタクラース(Sinterklaas)」は「聖ニコラウス(Saint Nicholas)」のオランダ語での呼び名で、これが英語圏に伝わり「サンタクロース(Santa Claus)」に変化したのです。

その後1930年、コカ・コーラ社のデザイナーが冬の販売促進キャンペーンのために、会社のコーポレートカラーである赤と白を使ってサンタクロースをデザインしたのです。

このデザインの原型となったのは、1800年代の絵で、それに現代的なアレンジを加え、長い白いひげとふっくらした頬、赤と白の服装という今日我々が知るサンタクロースの姿が生まれました。

注目すべきは、1970年代にローマ・カトリック教会が行った聖人暦の改革です。

この改革では、40以上の聖人が存在が疑わしいとして公式暦から除外されました。

サンタクロースのモデルとされる聖ニコラウスについては、3世紀の南イタリアの司教として実在が確かな人物であることを教会は認めています。

しかし興味深いことに、それまで義務付けられていた聖ニコラウスの記念日(12月6日)は、この改革で任意の祝日となりました。

教会は「十字架刑とキリストにより重点を置く」という理由を挙げていますが、聖人の記念日が任意とされたこの決定は、サンタクロースの起源が実は異教である北欧神話の神オーディンにあることを裏付けているのかもしれません。

この歴史的経緯から、現代のサンタクロースのイメージには、様々な要素が組み合わさって形作られてきた背景があることが分かります。

明らかになったクリスマスとサンタの異教的ルーツ

トーマス・ナストの最も有名な絵、「陽気なサンタクロース」
(Thomas Nast, Public domain, via Wikimedia Commons)

私たちが知っているクリスマスとサンタクロースの物語は、実は様々な異教的要素が複雑に絡み合って形作られてきました。

12月25日の祝祭は古代バビロンの太陽神崇拝から始まり、エジプト、ギリシャ、ローマと伝わっていきました。

サンタクロースの原型は北欧の神オーディンで、彼の持つ特徴の多くが現代のサンタクロースに受け継がれています。

聖ニコラウスは実在の人物でありながら、その記念日が任意の祝日となった背景からも、サンタクロースの成り立ちには異教的な要素が色濃く影響していることが分かります。

クリスマスツリーには古代から続く異教的な象徴と再生の概念が秘められており、、サンタの笑い声は中世の悪魔の笑い声から来ています。

エルフの起源も「クランプス」という暗い存在でした。

現代の私たちが祝うクリスマスは、古代からの異教的な要素が、時代とともに形を変えながら受け継がれてきた結果なのかもしれません。

これらの歴史的事実は、私たちが親しんでいる習慣の背後に、従来とは異なる歴史的な可能性が隠されているという、新たな視点を与えてくれます。

「【歴史の闇】クリスマスの本当の意味が怖い!異教との関係性が明らかに」についての総括

記事のポイントをまとめます。

  • 12月25日は古代バビロンから続く太陽神の誕生日として崇拝されてきた
  • コンスタンティヌス帝が異教の祭りをクリスマスとして取り入れた
  • クリスマスツリーは、ニムロデの再生と生命力を象徴する異教の儀式が起源と考えられる
  • オーディンという北欧の神が、後のシンタクラースとなった
  • クランプスという山羊のような姿の存在が現代のエルフの原型だった
  • サンタの「ホーホーホー」は中世の悪魔の笑い声から来ている
  • 「オールド・ニック」は悪魔の別名で、Nicholasに由来している
  • 現代のサンタの姿はコカ・コーラによってデザインされた
  • 教会は聖ニコラウスの実在を認めつつも、その記念日を任意の祝日とした
  • 今日のクリスマスには様々な異教的要素が含まれている

本記事では、クリスマスの本当の意味と歴史的背景について、一般的には知られていない視点から考察してきました。

古代バビロンの太陽神崇拝から始まり、ニムロデの再生を象徴する常緑樹、そして北欧神話の神オーディンが変化して生まれた現代のサンタクロースに至るまで、クリスマスには様々な異教的要素が時代とともに形を変えながら受け継がれてきました。

聖ニコラウスは実在の人物でありながらも、サンタクロースの姿には異教の神オーディンの特徴が色濃く残されているのです。

このように私たちが親しんでいる冬の祝祭の背後には、想像以上に深い歴史の層が重なり合っているのかもしれません。

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